3Dラベルについて
他社との差別化を図りたい、偽造防止に取り組みたいといった場合に活躍するのが「3Dラベル」です。3Dラベルの特徴やメリット、製品例について紹介します。
3Dラベルとは?
3Dラベルとは、3D技術を用いて作る特徴的な立体感のあるラベルのことです。対応している会社によって取り扱っている技術は異なりますが、例えば多層フィルムを使用することにより、3Dを実現しているものがあります。こちらの場合、平面のラベルと比較して凸凹しており、商品の差別化などにつなげることもできるでしょう。
また、レンチキュラーレンズを用いることにより立体に見せるタイプの3Dラベルもあります。レンチキュラーレンズとは、右目と左目で同じものを見た際に発生する映像位置のずれを活用したものです。
例えば、ラベルの角度を変えるとキラキラ輝いて見えたり、描かれている動物が歩いているように見えたりします。工夫次第でさまざまな形で製品に取り入れていけるラベルです。
メリット
特殊な技術とフィルムを使っていることもあり、偽造するのが難しいラベルが作れるメリットがあります。3Dラベルを使った偽物を作ろうと考えた際、非常に手間がかかるため、簡単にコピーされません。偽物を作っても細部までコピーするのは難しいので、本物と見分けるための対策の一つとしても役立つでしょう。企業としての信用を高め、セキュリティ性向上に役立てることもできます。
また、平面のラベルが貼られている商品と比較して目立つのも大きなメリットです。多彩なデザインにも対応できるので、商品を目立たせたいと考えている場合にも向いているでしょう。
例えば、商品が並んだ棚を通り過ぎるだけでも、角度によって見え方が変わるので注意を引きやすくなります。思わず立ちどまって手に取ってくれる方も増えるでしょう。商品自体はそのままで、3Dラベルを貼付するだけで目立たせることも可能です。
3Dラベルを活用できる製品例
3Dラベルはさまざまな製品に役立てられています。一例として、ワインボトルのラベルと、ブランド認証シールでの活用例について紹介します。
ワインラベルの活用例
![ワインラベルの活用例](https://www.labelers-dict.com/wp/wp-content/uploads/3d1.jpg)
引用元:プレミアムシャンパン
https://www.premium-champagne.net/bottle_list/
さりげない高級感をコンセプトとして作成されたオリジナルボトルのワインです。オリジナル性のあるデザインや、写真などを用いた特別なラベルが作れます。立体感のあるラベルが作れるため、目立つのが特徴です。メタリックを用いた塗装を選択すれば、高級感も演出できるでしょう。
ブランド認証シールの活用例
![ブランド認証シールの活用例](https://www.labelers-dict.com/wp/wp-content/uploads/3d2.jpg)
引用元:株式会社トッパンインフォメディア
https://www.toppan-im.co.jp/products/1128.html
こちらは、見る角度によって見え方が異なる超薄型レンチキュラーレンズを使用した3Dラベルです。この特殊な技術は、本物を見極めるためにも活用できます。
例えば、化粧品やサプリメント、香水、お酒、鞄など、高価な商品に3Dラベルであるブランド認証シールをつければ、偽造防止対策として活用可能です。
自社製品の偽物が出回ってしまい、困っているような場合にも活用できる技術です。簡単に真似できない形のシールを貼付することにより、手軽に偽造防止対策ができます。