ジャストなラベル自動貼付機器がわかる!

インモールドラベラーについて

ラベラーにはさまざま種類がありますが、その中の一つがインモールドラベラーです。インモールドラベラーとはどういったものなのか、おさえておきたいメリットやデメリットを解説します。

インモールドラベラーとは?

インモールドラベルは、容器を作る際、金型内にラベルを挿入してから樹脂を注入することにより、完成品の樹脂容器に直接印刷して見えるラベルのことをいいます。

例えば、シールを印刷して貼り付ける方法だと、結露などによってよれてしまったり、シワシワになってしまったりすることがあります。

ですが、インモールドラベルであれば直接製品に印刷される形となっているため、ジャムやヨーグルト、アイスなど冷蔵庫・冷凍庫などで保管するものでも水分を含んでシワシワになることがありません。

インモールドラベラーとは、インモールドラベルのためのラベラーです。

インモールドラベラーの印刷方式

インモールドラベラーで使われるインモールドラベルには、いくつかの印刷方式があります。代表的な印刷方式は、以下の3つです。

UVフレキソ

シールラベルに適した方法とされており、UVは水性や油性に比べると扱いやすいのが特徴です。ただ、精度の高い印刷には向いていません。

UVオフセット

グラビアやフレキソに比べると立体感は出ませんが、網点の調子再現性が高いのが特徴です。細かいデザインを表現するのにも向いています。

グラビア

高速印刷にも対応していることに加え、印刷精度も高い特徴を持っています。ただ、小ロットでグラビア印刷を選択した場合、単価が高くついてしまうのが特徴です。

インモールドラベラーのメリット

インモールドラベラーのメリットは以下の通りです。

ラベルを剥がす必要がない

リサイクルする際、ラベルが貼ってあるものだと剥がして分別しなければなりません。ですが、インモールドラベルであれば直接容器に印刷されているため、リサイクルしやすいのがメリットです。

水に強い

加工方法のうち、ブロー成型と呼ばれるものは水周りの製品の容器でよく使われており、水に強いのが特徴です。シャンプーや洗剤など、容器が濡れることがあったとしてもキレイなパッケージを保てます。

インモールドラベラーのデメリット

インモールドラベラーのデメリットとして挙げられるのは、印刷方式によってコストが高くついたり、細かいデザインが難しくなったりする点です。

グラビア印刷は大量ロットには適していますが、小ロットで選択すると単価が高くなるほか、箔印刷はできません。UVフレキソは簡単なデザインしか対応できないなどのデメリットがあるため、デザインに合わせて適した方法を選択しましょう。

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