業務用ラベラー(ラベル自動貼付機器)の印刷方式の違い
業務用ラベラーにはいくつかの印刷方式があり、業務の内容や使い道によって、どれを導入するのが適しているのかは異なってきます。
ここでは、業務用ラベラーの印刷方式の違いと、それぞれのメリット・デメリットについて紹介していきます。
業務用ラベラー印刷様式による違いを比較
印刷方式の違いとメリット・デメリット
業務用ラベラーには「インクジェット方式」「熱転写方式」「感熱方式」の3つの印刷方式があります。それぞれの方式の特徴と、メリット・デメリットについてお伝えしていきましょう。
インクジェット方式
インクジェット方式は、インクを使って直接ラベルに印刷する方法です。一般的なインクジェットプリンターと同じ方式なので、カラー印刷ができますし、普通紙以外にもさまざまな用紙やメディアに印刷することが可能。さまざまな表現のラベルを作りたい方におすすめです。
デメリットは、インクを購入する必要があるためにコストが高くかかってしまうこと。また、他の方式と比べて対応モデルが少ないのも残念なところです。
熱転写方式
熱転写方式は、インクリボンを加熱してラベルにインクを転写する方式です。次に紹介する感熱方式と比べて経年劣化が少なく、長期間経っても変色しません。そのため、3ヶ月以上貼付するラベルの場合は熱転写方式を選ぶのがおすすめです。
かかる費用は、インクジェット方式よりは安く、感熱方式よりは高いです。プリンタのサイズが大きくなりやすいため、場所を取ってしまうのもデメリットといえます。
感熱方式
感熱方式は、プリンターヘッドで感熱紙を加熱することによって発色させ、印字する方法のことです。他の方式と比べてランニングコストが安く、インクを使わないため手軽で、持ち運びできる便利な機種も多いです。
デメリットは、熱や擦れに弱いこと。色焼けしやすいため、長時間貼付するラベルには不向きです。ラベルの貼付期間が1〜2ヶ月と短い場合は、コストが安くすむ感熱方式のラベラーを選ぶことをおすすめします。
まとめ
業務用ラベラーの印刷方式について解説してきました。ランニングコスト、作れるラベルの種類の幅、印字された文字の耐熱性や耐久性など、方式によってそれぞれメリット・デメリットがあります。
ラベラーの使い道によって適切な方式は異なりますので、この記事を参考に、目的にあったものを選びましょう。